モノを効率よく届ける[商社]
AI・ロボティクスを利用したプラットフォーマーへ
商社は、卸売業の5つの機能(品揃え・波動吸収・物流・リテールサポート・ファイナンス)に、事業開発・新市場開拓・オーガナイズの3つの機能を加えて提供しています。
ロジスティクスとは「注文充足の仕組み作り」ですが、そのためには物流だけではなく、商流も巻き込んでの仕組みの構築が必須となります。
商社は、物流面では企画と管理に強みを持ち、物流運営は外部委託を行い、商流においては調達から手掛けることも多く、より全体的な視点からロジスティクス構築に関わることで、企業間のビジネスを効率化します。
また物流事業としては、商社ならではの物流DXへのアプローチ(ロボット等のサブスクリプションサービス)で、すそ野を広げる取り組みを行っています。
その道のプロに聞く!
商社
三菱商事株式会社
物流開発部 マネージャー
中村 遼太郎さん
※ 所属・役職は取材当時
社会課題の解決に挑む
日本から世界へ
商社の機能の一つにサプライチェーンの管理があり、物流業務では川上から川下まで多くの商材を取り扱います。これまでは顧客や商材ごとに個別最適の対応をしてきましたが、DXが進む今では業界を超えた物流の全体最適が求められるようになっています。人手不足やスペースの遊休化などの大きな課題を持つ倉庫業界に特化して、DXサービスを開発・提供しています。
必要な倉庫スペースをすぐに探して用意できる「倉庫シェアリング」や、簡単に自動化を利用できるようにする「ロボットのサブスクリプション」を手掛けています。
これを「ロボットの民主化」と呼んでいますが、倉庫の自動化を大手企業だけではなく、倉庫運営される幅広い方にサービスとして届けていくことは、黎明期のロボット市場でチャレンジも多いですが魅力の一つだと感じています。
物流業界をさらに前に進めていくために、デジタル技術を使いながら人材を育成(効率化DX)し、次のモデルを考えることができる(価値創造DX)ような、好奇心を持って社会課題を解決するという意識を持った人材を必要としています。
倉庫ロボットサービスRobowareで取り扱うロボット
倉庫シェアリングWareXのイメージ