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第3回MEET LOGI!2020 ONLINE 未回答質問への回答

12月6日(土)に開催されました第3回MEET LOGI!2020 ONLINEでのご質問のうち、未回答のものについて、以下回答を掲載いたします。

 

 

セミナーセッション③

【質問】ロジスティクスとSCMの違いについて、教えてください。

【回答】ロジスティクスは、注文充足の仕組みづくりであり、サプライチェーンマネジメントは、流通在庫の最小化の仕組みづくりのことです。
ロジスティクスは、(主に)自社内(生産・販売・物流)での調整を行い、顧客の要求(品揃え・在庫・納品サービス)に対応しようと仕組みを考えることに主眼を置いています。
SCMは、自社だけではなく原材料メーカーからエンドユーザーに至るまでのビジネスフローを最適化しようというアプローチです。
ここでいう最適化とは、
①流通在庫(流通過程上にある全ての在庫)を最少化:需要に応じた在庫の確保・生産
②流通コストの最小化
③供給責任、安定供給
上記のようなことを目指します。
例えば、ファミリーマートが昨年から実施している、土用の丑の日のうなぎ弁当の完全予約化は、上記の3つを実現できる素晴らしいアプローチのひとつだと言えます。

 

【質問】ロジスティクスの魅力「その1」で、絶対になくならないとおっしゃられていましたが、車などの自動運行化が進んでいる中現場の仕事は徐々になくなってしまうのではと疑問になりました。こちらについてご意見よろしいでしょうか。

【回答】はい、確かに作業としての物流業務は減少していくことは事実です。
例えば現在問題となっている、長距離ドライバーの確保については、高速道路の自動運転技術の実証実験段階まできていますので、幹線便については比較的早い段階で省人化は進んでいくかもしれません。
しかしながら、完全自動化にはハードルが非常に高いです。
例えばアマゾンは倉庫の自動化を積極的に進めてきている企業ですが、昨年のプレスリリースで「倉庫の完全自動化にはあと10年かかる」と発表しています。自社でサービスレベルを決定できる、アマゾンの倉庫ですら、自動化の道筋が確立しているわけではなく、より難易度の高い配送の自動化には道路環境や、住宅環境など越えなければならない問題は多いのと、「人間の能力の高さ=対応力」を期待する物流サービスは残り続けると考えられます。
(例えば、クリスマスプレゼントをサンタが届けてくれるなどの付加価値納品サービス)

 

 

 企業説明⑪ 佐川グローバルロジスティクス株式会社

 

【質問】SGホールディングスでの業務経験もあるとのことでしたが、SGホールディングスさんでの業務と、SGロジスティクスさんでの業務の違いはどのような部分でしょうか。

【回答】SGホールディングスではグループの全事業会社について把握し、グループ全体最適を考えて施策を立案する必要があります。そのため各社の情報を取りまとめる業務等も多かったです。対して佐川グローバルロジスティクスでは、より現場情報や営業情報を近くで把握しながら、一事業会社単体のために施策を打つことができるので、成果が見えやすいなと感じます。

  

【質問】佐川ロジスティクスから佐川急便や佐川ホールディングスに異動する方はいらっしゃいますか?

【回答】います。ロジスティクスの経験値がある人材が必要なため通常の人事異動で異動するケース、また年に一度行われるグループ公募制度(グループ内の様々な職種の募集が行われ、入社3年以上で応募ができる制度)を活用して他の会社に異動するケースがあります。